保長です。忍者なのに忍んでいない我々ですが、忍者には、陽忍と隠忍があります。
2016年7月2日 土曜日 by ブログ
本格的な夏が始まろうとしていますが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。
さて、忍者なのに忍んでいない我々ですが、忍者には、陽忍と隠忍があります。
『万川集海』では、陽忍は、「謀計の知恵と思慮をもってその姿をあらわしながら敵中に入り込むこと」、隠忍は、「人の目を忍んで姿を隠す術を用いて忍び入ること」としています。
つまり、多くの方々が想像する忍者の姿は、隠忍であると言えましょう。
しかし、国際化が進んだ平成の世、意味合いは逆になっているかもしれません。
隠忍の際は、洋服を着込みて姿を隠し、陽忍の際は、忍びの姿を明かして任務をこなしております。
明日、七月三日(日)より、徳川隠密隊は、名古屋城のお庭番任務を開始します。毎月、第一、第三日曜日に登城し、おもてなしや演武を行いますので、ぜひお立ち寄りください。
そして、暑い夏に活躍する忍具が、徳川隠密隊の顔手拭いです。「忍び六具」に、手拭いがありますが、さらに小型化した顔手拭いは、忍者好みの一品です。この忍具は、隠密隊の天幕にて販売しておりますので、ぜひお一つ携帯されてはいかがでしょうか。
服部半蔵保長