伊賀崎に御座います。中部国際空港「セントレア」に出忍しております。
毎度いきなりご無礼をば伊賀崎に御座います。
昨日は鏡開き故、ここは伊賀崎の腕力の見せ所…
と張り切っておりましたが、なにやらもうすでに鏡開きの日が過ぎているとか…
具足の前に餅を飾り年神様を迎えてそれを食す「刃柄開き」故に20日と覚えておりましたが、曰わく、江戸の世に家光様が亡くなられた20日を忌み嫌い早い時期に変わったとか…
なる程…
少し前に魔矢が食していた雑煮があれでしたか…
現世に舞い戻りて少しは世に慣れたものの、やはり風習や習慣と言うのはなかなか直ぐには馴染まない物で御座います。
また今年の20日は『大寒』でもあり、暦の上で一番寒い日と言われる日でも御座いました。
先日の雪の日を体験しますれば、またぞろ雪が降るのではと心配しておりましたが天気予報を見ても大丈夫そうですな。
伊賀と言うのは、夏暑く、冬寒い気候で、鈴鹿山麓からの吹き下ろしに苦労させられました。
また尾張と言えど松平様が治めていらした辺りは雪もよく降りまして、そこな山子の方々から色々な知識を貰い申した。
今ほど科学が発達しておりませんでしたので、雲を見、空気を肌で感じて気候を予測していたものです。
今の世ははるか空の上から雲の様子を見てかなり正確な天気予想をたてれるみたいで、今までの風習や習慣が科学的に立証されてたりしますと、人の感性、感覚も侮れない物が御座います。
何故そこまで天気にこだわるかと申せば、今日明日と我ら徳川隠密隊、大空の雲の上の玄関口、中部国際空港「セントレア」に出忍しております。
如何に科学が発達しようと我ら徳川隠密隊の演武の魅力は生で見ていただかねば伝わらぬ故、お時間御座いましたら是非、目で見、肌で感じて頂きとう御座います。
今後も隠密隊をどうぞご贔屓に…
伊賀崎道順