伊賀崎に御座います。先日、久方ぶりに正成殿とサシでの剣術鍛錬を行いました。
草木の緑も深みを増し、日差しも初夏の色合いが濃くなりつつある候、皆様如何お過ごしでしょうか。
伊賀崎に御座います。
先日、久方ぶりに正成殿とサシでの剣術鍛錬を行いました。
いやはや技量が近い者同士の鍛錬は楽しいものですな。
何が面白いかと言えば、やはり次はどんな一手で攻めてくるか?とかどんな絡め手を入れようか?
などワクワク致します。
剣技と言うのは、如何に効率良く人を殺めるかと言った技術なのですが、技である以上洗礼されれば見る者を魅了致します。
死ぬる瞬間、斬られる刹那にその技を堪能せしめるならば、斬られて死ぬるも本望。
そう思わせるぐらいに精進したきものですなぁ…
然るに流石、正成殿は武将様でもあるせいか、攻め方が理詰めでしてね、それは隊の仕事においても司会進行を務める等に表れております。
武将様となると剣だけでなく言の葉を持って戦に勝つ様な場面も多々あったので御座いましょう…
『ペンは剣より強し』なんて言葉も世間にはあるそうで、言の葉一つで人を殺めるのと同様の威力を持つなど、素晴らしいでは御座いませんか。
今思えば、先立ての鍛錬の時にそれらをご教授して頂けば良かったですな。
それらとて、技であれば必ず人を魅了致しましょう。
伊賀崎風に申せば、言の葉一つで火攻めの如く、全ての者を焼き尽くす。とか如何でしょう…。
時代により戦の様相とは変化しつつある物、私の時代より後はむしろ荒事よりもそう言った戦に重きを置かれたとか…。
歳を経ると直ぐに時代のせいにしてしまうからいけませんね、時代なんてのを持ち出したら私の火攻めとて、今じゃ飛行機なる空飛ぶ物から大量の爆薬にて焼け野原にしてしまうとか…
それに習うのならば、私の言の葉も皆様の元へ空を飛ばし元気の起爆剤として魅了出来るよう精進せねばなりますまいな。
そうそう飛行機と言えば6/4(日)はセントレアにて約一月ぶりに隠密隊、表の忍務に付き申す。
この日は服部家三代と百地殿の四名にてお送り致します。
人を魅了してやまない技の数々をお持ちの方々故、一度殺されてみるのも…
いえいえ、どうぞ存分にお楽しみ下さいませ。
今後も皆様を落としせしめん隠密隊をどうぞご贔屓に…
伊賀崎道順